冬越しの葉

1月朝晩の冷え込みが殊更厳しい季節。
一見冬枯れのようにみえる景色の中にも、来るべき春へ向けて着々と準備をしている植物達がいます。

ヤハズエンドウもそんな植物の1つ。
この葉をみて、すぐに種名がわかる人はかなりの植物通。
春先に出す鏃型の細長い葉とは似ても似つかない丸っこい葉。この時期にしか見られない冬越しの葉なのです。

寒い寒いとは言っても、他の連日氷点下の気候の地域からしたら温暖な南房総。地面を這うだけではもの足りず、茎を上に伸ばし、ちょっとした茂みを形成していました。