カシの仲間をドングリだけで見分けるのは、なかなか難しいです。
大まかな形(丸い or 細長い )は、個体によって大きく変化しますので、これでは判断がつきません。
アラカシのドングリを見分けるポイントとして、個人的に重要だと思っているのが、先端部付近の形状。
他のカシ類(アカガシ、ウラジロガシ、シラカシなど)は、先端付近に台形状の盛り上がっている部分があります。
それに対して、アラカシにはその台形状の盛り上がりがなく、すぅ〜と徐々に先端が伸びていく印象が強いです。
一方、ドングリが木に付いている状態であれば、簡単に種類が見分けられます。
ちょっと幅広い、倒卵状の長楕円形の形状で、上半分だけに鋸歯がある葉を見れば、アラカシだとすぐにわかります。
ドングリが落ちていた場合には、その周辺にあるドングリがまだついている状態の樹木を見つけて、じっくり観察してみるのがいいですね。