夏〜秋にかけて穂をつけるエノコログサの1つ。アキノエノコログサ。ちょっと大きめの穂をつけます。
花序の枝が変化した刺毛(”しもう”)と呼ばれる突起物が、小穂の柄にあることが、エノコログサ属の特徴。一般に”ねこじゃらし”と言われるのは、この刺毛があるためでしょう。
この写真の花では、ちょうど雌しべが出ています。雌しべの後ろには、既に役割を終えた、茶色の雄しべがあるのが見えます。
エノコログサの仲間を見分けるのは、第二小花の護穎が第二包穎(緑の縦縞がある薄い膜状のもの)によってどの程度覆われているかがポイントの1つ。
上の写真のように、第二包穎がちょっと短く、第二小花の護穎が”少し”見えるのがアキノエノコログサの特徴です。