コニシキソウ

2013.8.28 南房総市
2013.8.28 南房総市

北アメリカ・中央アメリカ原産の帰化植物。地表面に分枝した枝を広げる小さな植物です。

葉の中央に赤紫色の斑紋があることを本種の識別点としている図鑑もあるが、この写真のように無斑の葉の個体も比較的多く見られるので注意が必要。
確実に同定する場合には、蒴果の毛の有無を見ることが必要です。コニシキソウの蒴果には、上向きに圧着する短かい軟毛が密に生えています(画像中央の丸いもの)。

この特異的な花の形は、トウダイグサの仲間と同じ”杯状花序”。アリによって受粉・種子散布を行うことが知られています。花の脇にいるのは、スカシヒメヘリカメムシです。

El-Nikkor 50mm F4とベローズの組み合わせで撮影。この古い引き伸ばしレンズは、マクロ時の解像度と収差の無さが魅力。本来の使い方とは違いますが、デジタルカメラになってもまだまだ現役です。ただ、天然光のみの撮影の場合には、現像の段階で色味の補正が大幅に必要となります。今後使い込んでいくなかで、撮影時のホワイトバランスの設定等を追い込んでいきたい。