砂鉄の多い砂浜

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海岸線を歩いていると、短い距離の間に、砂の質が大きく変わる場所があることに気が付きます。

細かく砕かれた貝殻が多く含まれるところや白っぽい細かい砂が卓越する砂浜があるかと思えば、砂鉄が多く黒っぽい色をした砂浜もあります(上の写真:館山湾にて撮影)。

この違いがなぜ生まれるのか?

その砂浜を構成する物質の供給源の違い(河川から運ばれてきたのか、その場所の岩が砕かれてできたのか)に加えて、波による侵食の度合い(侵食されている場所なのか、反対に運ばれてきた砂が堆積する場所なのか)によって、その砂浜の特性が決定されているとのこと。

侵食が卓越している場合には、比重の大きい砂鉄が表面に残るパターンが多いそうです(参考文献)。

今回の砂浜もそのような場所だったのかもしれません。
詳細に検証しないと、はっきりとしたことは言えませんが。