フウトウカズラの果実

コショウ科のつる植物のフウトウカズラ(Piper kadzura)。

南房総の沿岸地で最もポピュラーなつる植物の1つ。
球形の液果が冬から初春にかけて赤く色づいてきます。

この個体もちょうど色づきはじめのもの。しかし、びっくりするのが、果序の長さ。
通常の果序の長さは7cmぐらいでなのですが、この個体では果序の長さがなんと倍以上の15cm。葉の長さ(約7cm)と見比べるとその異常な長さがわかるかと思います。個体変異なのでしょうが、これには驚きました。

これだけ長いと、果実が螺旋状に着いている様子もはっきりわかりますね。