ヤツデの花
イソギクの花
クサギの果実
コクサギの果実
タイトゴメ
カントウカンアオイの花
林床の赤い実ーツルコウジー
下から見上げたシルエット
サラシナショウマの袋果は上を向く
秋に林縁を白い花で彩ったサラシナショウマ。
初冬を迎え花の時期も終わり、若い緑色の果実が熟し始めました。
おもしろいのが、この果実の向き。
花は総状で軸に対して外向きに花を咲かせます。
この時期になると、下向きに花を咲かせていたものがくるっと向きを変えて、果実はすべて上を向くようになるのです。
コフキカラタチゴケ
やや黄色みを帯びた灰緑色の樹状地衣。
池脇の堆積岩の露頭にて撮影しました。
コフキカラタチゴケの隣に見える葉状地衣は、タカハシウメノキゴケ(Hypotrachyna osseoalba)。
カギカズラ
房総半島を北限としている植物は数多いですが、このカギカズラもその1つ。
東南アジアを中心に分布しているアカネ科カギカズラ属の植物で、カギカズラ属では、日本に唯一分布している種です。
千葉県内で見られる場所は清澄周辺と長南町の2箇所と、分布はとても限られています。
カギカズラの花は、多数の小花が集まった球状の頭状花序をつけるのが特徴。
花冠は浅く5裂し、やや黄色味を帯びた緑白色で、基部は淡赤褐色をしています。
先端が棍棒状となっている雌しべが花冠の外に長く突き出ています。
名前の由来は、葉腋に見られるこの湾曲した鋭い”鈎(かぎ)”。これは、側枝が変化したものです。
この鈎で他のものにからまって伸長し、大きい個体では10m以上にもなります。
この”鈎”は、漢方では”釣藤鉤(ちょうとうこう)”という名前で知られ、鎮痙剤や鎮痛剤として利用されてきました。
近年では血圧を下げる効果があることが報告され注目されているそうです。
※撮影の際には、開花状況等の情報を内浦山県民の森のYさんにご教示頂きました。
ご丁寧に対応して頂き、本当にありがとうございました。