ウニの殻のマクロ撮影

上の写真は、ムラサキウニの殻のてっぺんにある穴(肛門にあたる)の周辺を拡大したもの。(殻全体の写真はこちら

肛門の周囲は、板状の骨板によって構成されています。
その中の5枚の骨板には上向きに穴が空いているものがあります。
この穴は生殖孔。ここから、卵子や精子が放出されます。この穴の配置も五角形になっています。
この生殖孔がある骨板は特に生殖板とも呼ばれます。

ウニの年齢は、この生殖板にできる年輪からわかるそうです。
試験研究は今 NO.031
ウニとアワビの年齢はどのようにしたらわかるのですか?

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生殖板の中で、形が三角形で最も大きなものには、表面に細かな孔がびっしりとあります。
ここは取水口。
この孔から海水を取り込み、取り込んだ海水は水管を通って末端の管足へと送られます。ウニは水管内の水圧を変化させ、管足を収縮させることで、動くことができるのです。

この細かな孔の構造を見ると、海水を濾すフィルターとしても機能しているように思います。