コシヒカリの小穂。6枚の画像から深度合成したものです。
自作の撮影台を作成し、半逆光からの光が入るようにしました。これにより、表面の毛の構造がより鮮明になったと思います。
小穂は3つの小花から構成されます。しかし、第一小花と第二小花は護穎のみに退化しており、登実小花は第三小花だけとなります。基部には非常に小さな第一包穎と第二包穎があります。
コシヒカリの小穂。6枚の画像から深度合成したものです。
自作の撮影台を作成し、半逆光からの光が入るようにしました。これにより、表面の毛の構造がより鮮明になったと思います。
小穂は3つの小花から構成されます。しかし、第一小花と第二小花は護穎のみに退化しており、登実小花は第三小花だけとなります。基部には非常に小さな第一包穎と第二包穎があります。
夏〜秋にかけて穂をつけるエノコログサの1つ。アキノエノコログサ。ちょっと大きめの穂をつけます。
花序の枝が変化した刺毛(”しもう”)と呼ばれる突起物が、小穂の柄にあることが、エノコログサ属の特徴。一般に”ねこじゃらし”と言われるのは、この刺毛があるためでしょう。
この写真の花では、ちょうど雌しべが出ています。雌しべの後ろには、既に役割を終えた、茶色の雄しべがあるのが見えます。
エノコログサの仲間を見分けるのは、第二小花の護穎が第二包穎(緑の縦縞がある薄い膜状のもの)によってどの程度覆われているかがポイントの1つ。
上の写真のように、第二包穎がちょっと短く、第二小花の護穎が”少し”見えるのがアキノエノコログサの特徴です。
朝の気温が20度前半まで下がるようになった晩夏の朝。
Feijoa sellowianaの枝にとまり、朝日をいっぱいに浴びるギンヤンマの雌です。
傷ついた翅がこれまでの生活を物語ります。
顔の部分に朝日が当たった瞬間。
時折吹く風にあおられる度に、つかまる脚の位置を変えながら、体勢を維持していました。
東京から戻ってきた家族を迎えに木更津へ。
時間より早めに到着して、海沿いの道へと向かいます。
Nikon AF Nikkor 20mm 2.8DのレンズにFuji IR76フィルタを装着しての赤外線撮影。
この組み合わせでは、太陽とレンズの向きをうまく調整しないと豪勢にフレアが発生しますが、ホットスポットはほとんど気にならないレベル。
Bjørn Rørslett氏のページで評価が高いのも頷けます。
赤外撮影にはあまり適さないうす曇の天候なので、いわゆる一般的な赤外撮影の効果は薄いですが、海面と橋の質感の描写は独特で好みです。
約6500年前のサンゴの化石。
度重なる地震による隆起に伴い、現在では海抜20m程の地点で観察することができます。
大地の動きの歴史を物語る”生き証人”です。
小さな谷戸の奥にある沢沿いの露頭に、見事なサンゴの化石群が見られるのは、圧巻の一言に尽きます。
木立に囲まれた暗い沢の中なので、ライティングを工夫しました。
普通にカメラに付けたフラッシュを当てると、のっぺりとした臨場感のない写真になってしまいがち。
こういう時は、三脚にカメラを据え、ワイヤレス制御のフラッシュを手に持って自分が動き、意図したところからフラッシュを焚きます。1枚撮影するごとに写真を確認し、フラッシュを焚くベストの位置を探ります。
露頭表面の陰影を際立たせ、化石の立体感が表現できるよう心がけました。
露頭のすぐ下を流れる沢の様子。
少量ですが、澄んだきれいな水が流れています。
流れのわきには、転石の中に混じって、キクメイシの仲間の化石も見られます。
家の軒下にコガタスズメバチが巣。今年もこのマーブル模様を見ることができました。
働き蜂の数も、最近になって急速に増えて、巣のサイズも日に日に大きくなってきています。
ここのところ、30℃前後の比較的過ごしやすい日々が続いていた南房総ですが、昨日からはきつい暑さがぶり返してきました。
コガタスズメバチもこの暑さはこたえるようで、正午過ぎの最も暑い時間帯には、巣の入り口付近で翅を震わせ、外の空気を巣の中へ送りこみ、少しでも温度を下げようとしている個体(左端の2匹)を観察することができます。
扇風機の風に当たりながら、ブログの原稿を書いている人間と、暑さに対する対処法については違いがありません。
小さな地衣類の仲間。画面幅が数mm単位の大きさになるミクロの世界。
シャッターの振動等のちょっとした影響でなかなか止まらない。古いマクロレンズ(ZAM20mm)、なかなか使いこなせません。
ナガコガネグモの白帯。成体になる前は、このような不定形の白帯を作ることが多いです。
樹齢が440年程と伝えられる、クスノキの巨木。
長い年月を経た幹や枝ぶりからは、特別な何かがいると感じさせるような雰囲気が漂います。
半透明の萼の中から、雄しべや花弁がのぞく、開花直前の状態のツユクサの花。
夕方に観察すると、この状態の花に出会えることが多いです。
コンパクトに丸くたたたまれた花弁の深い青色がとても印象的です。