風景写真は雨上がりに限りますね。大気中の塵等が洗い流されてクリア感が全く違います。
近くの海岸に良い雰囲気の桟橋があるので、色々なアングルから狙ってみました。
桟橋の先端の先の方に見えるのは富士山。上の部分だけが見えている状態です。雲がない時にもう一度チャレンジして見たいですね。
家の周りでみるトカゲの仲間はほとんどがカナヘビで、ヒガシニホントカゲはなかなか見ることができません。
(千葉県では、絶滅危惧Ⅰ類に指定されています)
ただし、いるところにはいるもので、ここのフィールドでは見かけるトカゲのほとんどがこのヒガシニホントカゲでした。
見つけるには、南斜面で日がしっかりと当たると同時に、水が滲み出している場所が近くにあるような斜面下部の場所が狙い目かと。たくさんの個体が日向ぼっこをしていました。
それにしても、このトカゲの幼体の尾の部分のメタリックな青の色彩は非常にきれいですね。
井戸のわきに植えてあるレモンバームの葉の上に佇むベニシジミ。
夏型(Summer form)の個体は、後翅裏の紅色の部分が濃く、ひときわ鮮やか。
季節の移り変わりを感じます。
ヤブヘビイチゴの偽果。
表面にある粒粒が痩果で、この表面がつるつるで光沢があることが本種の特徴。
毒々しい赤色が一際目を引きます。
書籍や参考サイトを見ながら、独学で進めている顕微鏡撮影。
これまで、近くの河川で採集した試料を元に自分で調整したプレパラートを使って観察してきました。
サイズの大きな珪藻の比較的わかりやすい構造について見られるようになったのはいいのですが、ある細かい構造が見えるようになると、さらにまたその先により細かな構造があり、もう上を見たらキリがない状態に。自分が今どのレベルの問題に直面しているのかを客観的に把握しないと(対物レンズの性能?LED光源の問題?コンデンサ?照明法?などなど)、解決の糸口がつかめず、次のレベルに到達できないなぁと感じるようになりました。
そこで、顕微鏡の対物レンズの性能検査用に用いられている珪藻の永久プレパラートを、ミクロワールドサービスさんから取り寄せてみました。
早速テスト撮影したものが今日の画像です。
撮影に使用した顕微鏡はニコンのS型,対物レンズは乾燥系のFluor40 0.85、接眼レンズはH.K.5x。
コリメート法(ZD 35mm macroを使用)を用いています。
冒頭とこの画像の2つの珪藻は、おそらくCymbella属。条線の点紋の微細構造が非常に美しいです。
Stauroneis属の一種。普通の偏斜照明ではなかなか点紋がはっきりと見えなかったため、輪帯照明を使って撮影しました。照明法の違いってとっても大事なことを再度痛感。
でも、画像がねむい(ぼんやりしている)のが気になります。
Diploneis属の一種。こちらのページの凄い画像を見て、是非この種類をプレパラートの中に含めて欲しいとお願いしました。いつか、リンク先の画像のような写真を撮影したいものです。
こちらの珪藻の種類はわからなかったのですが、タイルを敷き詰めたような内部構造が特徴的。このタイルの内部にも写真に写っているものよりも細かい構造があるのですが(参考ページ)、写しきれていません。
テスト用のプレパラートで撮影をしてみて、やはり細かい構造についてはまだまだだというのが、正直の感想。
ですが、『この珪藻のこの部分の微細構造が見えるようになりたい!』というはっきりとした目標ができたことが、何よりの収獲でした。
一般のアマチュアに対しても、もの凄い技術が詰まったプレパラートを提供して下さるミクロワールドサービスさんに、本当に感謝!
ありがとうございました。