人の手が入っていない自然。これを日本で見つけるのは非常に困難です。
ですが、その原生自然の片鱗を垣間見れる場所があります。
それは、神社の社寺林。
由緒正しい神社には、広い面積の素晴らしい林が見られることが多く、豊かな生態系に育まれた希少種が数多く生息しています。
人の手が入っていない自然。これを日本で見つけるのは非常に困難です。
ですが、その原生自然の片鱗を垣間見れる場所があります。
それは、神社の社寺林。
由緒正しい神社には、広い面積の素晴らしい林が見られることが多く、豊かな生態系に育まれた希少種が数多く生息しています。
顕微鏡撮影の照明を偏斜照明から変更して、輪帯照明を試してみました。珪藻は、Biddulphia属。
使用している顕微鏡がニコンS型なので、フィルター受けの上に丸い遮光板を置きました。MWSさんのサイトで紹介されていた方法です。
この輪帯照明の効果は非常に大きいです。
上の画像を見ると、微細構造はさることながら、ガラス質の被殻の質感や立体感が出ています。
この輪帯照明で撮影された画像を見てしまうと、今までは、珪藻の微細構造が”模様”として見えていただけという感じがしてしまいます。
磯浜の岩の上に定着した、ウチワサボテン類の一種。
おそらく園芸種として持ち込まれた個体が逸出したもの。
この個体は、高さは2m以上まで成長していました。
南房総地域のフィールドで、ここまで大きな個体を見たのは初めて。
千葉県の外来植物検討委員会では、アツバキミガヨラン(こちらの方がよく見かける)と一緒に、景観上の問題がある種類としてリストアップされています。
海岸線を歩いていると、短い距離の間に、砂の質が大きく変わる場所があることに気が付きます。
細かく砕かれた貝殻が多く含まれるところや白っぽい細かい砂が卓越する砂浜があるかと思えば、砂鉄が多く黒っぽい色をした砂浜もあります(上の写真:館山湾にて撮影)。
この違いがなぜ生まれるのか?
その砂浜を構成する物質の供給源の違い(河川から運ばれてきたのか、その場所の岩が砕かれてできたのか)に加えて、波による侵食の度合い(侵食されている場所なのか、反対に運ばれてきた砂が堆積する場所なのか)によって、その砂浜の特性が決定されているとのこと。
侵食が卓越している場合には、比重の大きい砂鉄が表面に残るパターンが多いそうです(参考文献)。
今回の砂浜もそのような場所だったのかもしれません。
詳細に検証しないと、はっきりとしたことは言えませんが。
MWSさんのプレパラートから。
国内では北海道の一部の河川でしか見られない貴重なもの。
愛くるしい表情がある(ように見える)珪藻です。